El espejo de la muerte : Cuentos cortos by Miguel de Unamuno
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ミゲル・デ・ウナムーノ(1864ー1936)はスペインの文人で哲学者。今回出たのは「死の鏡」という1913年出版の短編集である。この翌年1914年にいまわたしが注目している「霧」というモダニズム小説や、代表作のひとつ「ドン・キホーテとサンチョの生涯」を出している。ウナムーノはジョイスばりに外国語のできた人だが、わたしは大学のときにもっとちゃんとスペイン語を勉強しておけばよかったと後悔しきりである。
Disarm! Disarm! by Bertha von Suttner
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フォン・ズットナーは反戦小説「武器を捨てよ」を書いてノーベル賞を取った女性である。ドイツ文学では「西部戦線異常なし」と並んで重要な作品である。今回電子化されたのは1914年に Hodder and Stoughton から出版された英訳版。原作よりやや短くなっているようだ。「武器を捨てよ!」という上下二巻本で日本語訳も出ている。
The Old Wives' Tale by Arnold Bennett
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この名作は2004年に電子化されていたが、今年になってアップデート版が出た。十九世紀は小説の世紀とも言われるが、その最良の作品の一つといっていいだろう。二人の姉妹の異なる運命を描いて、読後にしみじみと「これが人生か」と深い溜息をつかせてくれる一作。
The Woman Who Did by Grant Allen
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1895年に出版された小説で、フェミニズム運動を語る上で重要な一冊。十九世紀後半になると労働力として女性が社会的価値を増し、同時にさまざまな権利を要求するようになった。古い因習のくびきから抜け出そうとするこうした女性たちは「あたらしい女」などと呼ばれ、賛否両論の大渦を巻き起こした。こうした歴史に興味のある人なら本書は必読である。