全日本プロレスのホームページを見ると、八月三日から開催されるジュニア・タッグ・バトル・オブ・グローリーのポスターが出ている。
出場選手が顔を並べるなか、中央でひときわ大きく腕を撫しているのは、マスクをかぶった青木篤志。彼は全日本の所属だし、実力もトップクラスだから、センターを占めるのは不思議でない。しかし……
……去年の優勝チームである丸山・竹田組が端っこに配されるという扱いはどうだろうか。変幻自在、円転滑脱、容易に尻尾をつかませない不思議なキャラの丸山と、気骨稜々、狷介不羈、野武士のような面構えの竹田が、今年も活躍することをわたしは期待する。
とりわけ竹田誠志。彼はいつもはデスマッチの専門家のようだが、たしか青木にもシングルで勝ったことがある強者である。わたしはデスマッチは好きではないので一切見ないが、しかし竹田のふてぶてしい、気合いの乗ったファイトが大好きである。デスマッチで身につけたであろう迫力が、全日本の王道スタイルで戦ってもにじみ出してきて、われわれファンは普段の全日の試合では味わえない、独特の雰囲気を楽しむことができる。
その竹田が、デスマッチなんて絶対にしそうもない丸山と組むのだから、面白くないわけがない。身体は極力動かさず、舌先三寸で勝とうとする丸山に、言葉より凶器という竹田のコンビ。ただこの漫才のようなコンビは、まだそのよさを充分に表現し切れていない。これだけ戦いの間合いやリズムに違いがあるのだから、そのギャップを利用すれば、相手にもよるだろうけど、試合を面白く組み立てることができるのではないか。彼らのタッグワークがいっそうの進化を遂げることを望む。
Wednesday, July 25, 2018
関口存男「新ドイツ語大講座 下」(2)
§2. Der ? ach, dem traut ja keiner. あいつか?へん、あんなやつに誰が信用するものか。 trauen : 信用する。 ja : (文の勢いを強めるための助辞) 前項のは名詞に冠したものでしたが、こんどは名詞を省いたもの...
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昨年アマゾンから出版したチャールズ・ペリー作「溺れゆく若い男の肖像」とロバート・レスリー・ベレム作「ブルーマーダー」の販売を停止します。理由は著作権保護期間に対するわたしの勘違いで、いずれの作品もまだ日本ではパブリックドメイン入りをしていませんでした。自分の迂闊さを反省し、読者の...
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