Friday, May 17, 2019

筋肉と寝返り


変なタイトルだが、たぶん筋トレをしている人なら経験があると思う。腕や胸の筋肉が大きくなると、寝返りを打つとき、それまでとはちがった感覚を味わう。

腕が太くなると、寝返ろうとしたとき、腕にその動きを阻止されることがある。腕が細かったころは、軽々と腕の上を乗り越えて身体がごろりと回転したが、太くなると、道を遮る倒木のように、身体の動きを邪魔するのである。はじめてそれを経験したときは、びっくりして夜中に目が覚めてしまった。

胸の肉がついてくると、俯けに寝たときに、肥大した胸が圧迫されて、ちょっとだけ苦しい。睡眠には問題ないが、一瞬、胸が邪魔だと思う。筋トレをするなら睡眠環境も整える必要があると、ごろ寝しながらわたしはよく考える。

ジュアンーデヴィッド・ナシオ「精神分析と反覆」

  本書は現代フランス思想叢書の一冊として SUNY Press から2019年に出版された。著者はまったく知らないが、題名に惹かれて読むことにした。 最初のほうに随分ナイーブな言明があらわれてびっくりした。精神病患者は症候の解釈を与えられると、その症候から解放されるというのであ...