今年の冬、トレーニングの最中に右の肘を痛めた。準備運動はしているけれど、寒いときは、それでも怪我をすることがある。この痛みがなかなか引かない。完全に治るのに、半年か一年はかかるのかな、とあきらめていた。
そこで腕立てのように右腕に力が入る種目はやらずにいた。必然、腹筋やスクワットにかける時間が多くなる。
腹筋運動だが、自宅である程度負荷のかかる運動をしようと思うと、たいてい背中を床につけることになる。鉄棒やスタンドがあればいいのだが、うちにそんなものはない。プランクは体幹を鍛えるのによいそうだが、わたしはほとんどやらない。効いているのか効いていないのか、よくわからないからだ。よくやるのはクランチである。
腹筋運動の時間が増えると、クランチ以外の種目もやりたくなった。できたら背中を床につけないでやるものはないか。そんなとき百円ショップでアブローラーを見つけた。値段は三百円だったけど。
先日買ったばかりなので、まだ姿勢とか要領がよくわかっていない。しかし意外な効果があった。
腕を伸ばしてローラーを前に押しやり、また引き戻すという動作は、肘を伸ばした状態の腕に強い負荷がかかる。上達すれば腹筋の力でやれるようになるのかもしれないが、今のところわたしはかなり腕の力も使っている。
するとどうだろう。右腕の肘の痛みが軽くなったのである。たまに右手で重いものを持ち、翌日腕の反応を見ていたが、痛みは増すだけで、軽くなることはなかった。アブローラーの場合は、肘を伸ばし、自分の体重を支えるという、いままでにない筋肉の負荷がかかるのだが、それが肘の痛みが半減した。
まだ痛みはすこし残っているが、症状ははるかに改善された。しかも時間が経つほどによくなっている。理由はさっぱりわからないが、とにかくありがたい。
Monday, August 13, 2018
関口存男「新ドイツ語大講座 下」(4)
§4. Solch ein kleines Kind weiß von gar nichts. そんな 小さな子供は何も知らない。 一般的に「さような」という際には solch- を用います(英語の such )が、その用法には二三の場合が区別されます。まず題文...
-
昨年アマゾンから出版したチャールズ・ペリー作「溺れゆく若い男の肖像」とロバート・レスリー・ベレム作「ブルーマーダー」の販売を停止します。理由は著作権保護期間に対するわたしの勘違いで、いずれの作品もまだ日本ではパブリックドメイン入りをしていませんでした。自分の迂闊さを反省し、読者の...
-
久しぶりにプロレスの話を書く。 四月二十八日に行われたチャンピオン・カーニバルで大谷選手がケガをした。肩の骨の骨折と聞いている。ビデオを見る限り、大谷選手がリングのエプロンからリング下の相手に一廻転して体当たりをくわせようとしたようである。そのときの落ち方が悪く、堅い床に肩をぶつ...
-
ジョン・ラッセル・ファーンが1957年に書いたミステリ。おそらくファーンが書いたミステリのなかでももっとも出来のよい一作ではないか。 テリーという映写技師が借金に困り、とうとう自分が勤める映画館の金庫から金を盗むことになる。もともとこの映画館には泥棒がよく入っていたので、偽装する...