筋トレをするようになってから、基本的に脂質の多いものは食べないようになった。しかし脂質を制限するのは大変だ。たいていの加工食品には脂質が相当含まれているからである。
加工食品を買うときはいつも栄養成分表示を見る。するとそれまでよく食べていたパンとかお菓子のたぐいは脂質が五十とか六十グラムも含まれていることがわかった。自分は太りやすい体質なのだろうかと思っていたが、食事内容を反省するとそうではないことがわかった。食事の質がよくなかったのである。
それじゃあ脂質の少ないものばかりを食べよう、と思うと、これが最初に言った理由でなかなか難しい。加工食品で脂質が少ないものは数が限られていて、徹底して脂質を管理しようとするなら、同じようなものを毎日三度食べ続けなければならないことになる。
しかし脂質を減らすと太らなくなるというのは事実である。すくなくともわたしの場合はそうだ。一度腹回りが八十五センチ近くなり、そこから運動して八十センチくらいまで減らした。が、八十以下にはなかなかならなかった。筋トレを始めても食事を変えなかったころはやはり腹回りは八十くらいだ。ところが脂質を減らした食事を心掛けると、数カ月でさらに四センチ近く腹回りが減った。腹筋もうっすら浮いて見える。運動量が同じでも、脂質の少ない食事をすれば脂肪は落ちていく。
脂質の少ない食品ばかりであったなら、と思うけれども、おいしいものはたいてい大量に脂質を含んでいる。カロリーも摂りすぎることになる。かといって脂質を制限しすぎた食事はちょっと味気ない。
そこでわたしは一日三食のうち二食は脂質をできるだけ制限し、一食は脂質を気にしないで食べることにしている。二食だけでも、わたしのように長期的な視点で健康を考えている人間にとっては、その累積的効果は大きい。残りの一食はだいたい半額弁当とか半額総菜を食べる。弁当は揚げ物が入っていたりして脂質たっぷりのことが多いのだが、この一食だけは安くてうまいものを食べる。
Sunday, September 2, 2018
エドワード・アタイヤ「残酷な火」
エドワード・アタイヤ(1903-1964)はレバノンに生まれ、オクスフォード大学に学び、スコットランド人の女性と結婚した作家である。自伝や「アラブ人」という評論が有名だが、ミステリも何冊か書いている。ウィキペディアの書誌を見る限り「残酷な火」(61)は彼が書いた最後のミステリ...

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