Friday, September 7, 2018

第六回王道トーナメント

チャンピオン・カーニバルに引き続いて王道トーナメントも注目の試合が目白押しの状態になっている。

まず九月十七日後楽園では火野とボディガーが対戦する。このブログで以前わたしは、二人の対戦を望むと書いた。そのときはアジアヘビーのタイトルを賭けてボディガーが火野を迎え撃つという構図だったが、王道トーナメントもなかなかいい舞台だ。これで火野が勝ちでもしたら、「ボディガーさん、そのベルト、わしの腰に巻いたほうが似合うんちゃいますか」てなことになり、面白くなる。ボディガーが勝つとしたら、相手の不意を突いたハイキック、その後の技のたたみかけが鍵となるだろう。

九月十七日には石川と真霜の試合も組まれている。これまた大注目の一戦だ。真霜は怪我で長いこと休場していたが、体調は万全なのだろうか。彼は試合運びのうまさでは群を抜いている。攻め込まれても巧みに切り返す技術を持っていて、パワーを誇示するヘビー級の中では異彩を放っている。今年のチャンピオン・カーニバルはすごいメンツが揃った素晴らしいイベントだったが、ただ真霜が出ていないことが残念だった。是非ともその存在感を王道トーナメントで見せて欲しい。

その前日九月十六日、長野の試合ではドーリングとジェイムズが戦う。わたしはジェイムズは全日を盛り上げていくキーパーソンの一人だと思っている。たしかチャンピオン・カーニバルの最中の、六人タッグの試合で、この二人ははじめてぶつかったと記憶している。二人がリング上で向かい合うと、観客席から「おおっ」という静かなどよめきが湧き起こった。大型外人同士の試合は、今も昔もファンの心をときめかせるのだ。ジェイムズはまだ若いけれども、必ずトップ戦線に躍り出てくる選手だ。ドーリングの巨体はちょっとやそっとでは毀れないから、思い切りぶつかっていって、できることなら「喰って」見せて欲しい。

英語読解のヒント(145)

145. 付帯状況の with 基本表現と解説 He was sitting, book in hand, at an open window. 「彼は本を手にして開いた窓際に座っていた」 book in hand は with a book in his hand の...