わたしは全日本プロレスのファンだが、その情報源は全日のホームページと YouTube に出ている動画だけである。それ以外はなんにも読まないし見ない。つまりあまり熱心なファンではない。
熱心ではないファンが全日に要望を出すなんて、勘違いもはなはだしいと思われるだろうが……しかし同じことを考えている熱心なファンの方も多いのじゃないだろうか。
つまり最近、全日のホームページから出ている試合の情報がずいぶん少なくなったということである。以前は地方で興業が行われると、それが短く動画化されて紹介されていたが、今は全日本プロレスTV というのができたせいか、それが消えてなくなった。いや、まったくなくなったわけではないが、動画の紹介はごくごく稀になってしまった。
昔は「Sushi チャンネル」というのがあって、巡業の様子などを伝えて貴重だった。アメコミが大好きな青柳選手の好青年ぶりを知ったのもあの番組を通してだった。また、Sushi 選手の口べたなところも、なんとなく親近感を与えてよかったと思う。ああいう試みは一月に一度、十分程度でもかまわないので、やっていただければありがたい。
佐藤光留選手なら金を払って情報を得ろというだろうが、わたしのように貧乏をしているとなかなかそうもいかないのである。たまにまとまったお金が手に入ったら、それを大事に半年くらい取っておいて、北海道まで来てくれた全日の試合を見に行く。病気をしたりして意想外の出費がなければ、年に一回、贅沢に試合を楽しむ。そんなファンもいるのである。
Sunday, October 21, 2018
ルイ・ニコライ・レヴィ「タマネギ人間クスラドック」
去年 google books でデンマーク語版(原作)の「タマネギ人間クスラドック」を見つけたときは椅子から飛び上がって喜んだ。この本はヴァルター・ベンヤミンがゲルショム・ショーレムに読むのを勧め、ショーレムが大いに褒めたという本なのだが、なにせ原作もドイツ語の翻訳版も手に...
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ウィリアム・スローン(William Sloane)は1906年に生まれ、74年に亡くなるまで編集者として活躍したが、実は30年代に二冊だけ小説も書いている。これが非常に出来のよい作品で、なぜ日本語の訳が出ていないのか、不思議なくらいである。 一冊は37年に出た「夜を歩いて」...
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§9. 不定の意を強める irgend 「何か」(etwas, was)といえばよいところを、特に念を入れて「何でもよいからとにかく何か」といいたい時には irgend etwas, irgend was といいます。その他不定詞(ein, jemand,...
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「ミセス・バルフェイムは殺人の決心をした」という一文で本作ははじまる。 ミセス・バルフェイムは当時で云う「新しい女」の一人である。家に閉じこもる古いタイプの女性ではなく、男性顔負けの知的な会話もすれば、地域の社交をリードしもする。 彼女の良人デイブは考え方がやや古い政治家...