わたしは全日本プロレスのファンだが、その情報源は全日のホームページと YouTube に出ている動画だけである。それ以外はなんにも読まないし見ない。つまりあまり熱心なファンではない。
熱心ではないファンが全日に要望を出すなんて、勘違いもはなはだしいと思われるだろうが……しかし同じことを考えている熱心なファンの方も多いのじゃないだろうか。
つまり最近、全日のホームページから出ている試合の情報がずいぶん少なくなったということである。以前は地方で興業が行われると、それが短く動画化されて紹介されていたが、今は全日本プロレスTV というのができたせいか、それが消えてなくなった。いや、まったくなくなったわけではないが、動画の紹介はごくごく稀になってしまった。
昔は「Sushi チャンネル」というのがあって、巡業の様子などを伝えて貴重だった。アメコミが大好きな青柳選手の好青年ぶりを知ったのもあの番組を通してだった。また、Sushi 選手の口べたなところも、なんとなく親近感を与えてよかったと思う。ああいう試みは一月に一度、十分程度でもかまわないので、やっていただければありがたい。
佐藤光留選手なら金を払って情報を得ろというだろうが、わたしのように貧乏をしているとなかなかそうもいかないのである。たまにまとまったお金が手に入ったら、それを大事に半年くらい取っておいて、北海道まで来てくれた全日の試合を見に行く。病気をしたりして意想外の出費がなければ、年に一回、贅沢に試合を楽しむ。そんなファンもいるのである。
Sunday, October 21, 2018
エドワード・アタイヤ「残酷な火」
エドワード・アタイヤ(1903-1964)はレバノンに生まれ、オクスフォード大学に学び、スコットランド人の女性と結婚した作家である。自伝や「アラブ人」という評論が有名だが、ミステリも何冊か書いている。ウィキペディアの書誌を見る限り「残酷な火」(61)は彼が書いた最後のミステリ...

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