十月二十一日、横浜で行われた三冠ヘビー級選手権試合を YouTube で見た。試合後、両者ともしばらく立つことができないくらい壮絶な試合だった。また、ゼウス選手も宮原選手も、ともにエキサイトしすぎて、レフェリーが間に割って入る場面も何度かあった。ファンは死力を尽くした試合を見たいと思うけれども、選手に怪我はして欲しくない。プロレスを見るときはいつも複雑な気持ちになる。
宮原選手の勝因はわからないが、ただ彼の膝や足の攻撃は蜂のようにすばやくて鋭く、有効だったと思う。ゼウス選手は上体の力を誇示する技を繰り出したが、大きなダメージを与えはするものの、早さがなかった。彼はジャンプ力があるのだから、足を使った攻撃もできるのではないか。いや、そんな多彩な攻撃力を持ったら、ゼウスにかなうレスラーがはたしているかどうか。
宮原選手は全日本の営業活動も人一倍やっているし、後輩の育成にも力を尽くしている。今は袂を分かって別ユニットに属しているが、そんなジェイク・リー選手にも温かい声援を送っている。彼は全日本の新しい力を引っ張る大きな力であり、よくここまで成長してくれたと、わたしは感謝したいくらいである。
Friday, November 16, 2018
エドワード・アタイヤ「残酷な火」
エドワード・アタイヤ(1903-1964)はレバノンに生まれ、オクスフォード大学に学び、スコットランド人の女性と結婚した作家である。自伝や「アラブ人」という評論が有名だが、ミステリも何冊か書いている。ウィキペディアの書誌を見る限り「残酷な火」(61)は彼が書いた最後のミステリ...

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