Monday, November 5, 2018

奴隷国家

とあるサイトのツイート欄を見ていたら「外国人技能実習生は現代の奴隷制」とコメントしている人がいた。

ちょっと待て。

安倍政権は当初から日本を奴隷の国にするつもりで政策を進めてきたではないか。つまり、大企業にとってもっとも使い勝手のよい労働者の国にしようとしてきたではないか。憲法改正により国民から権利を奪い、労働条件をさらに過酷なものにしようとしているではないか。奴隷なのは外国人技能実習生だけではない。

日本人よりも賃金の低い外国人実習生が大量に流入してきたら、日本人の賃金も必然的に下がる。そのことは日刊ゲンダイも報じていた。「外国人技能実習生は現代の奴隷制」というのは事実だが、奴隷であるのはわれわれも同じである。

エドワード・アタイヤ「残酷な火」

  エドワード・アタイヤ(1903-1964)はレバノンに生まれ、オクスフォード大学に学び、スコットランド人の女性と結婚した作家である。自伝や「アラブ人」という評論が有名だが、ミステリも何冊か書いている。ウィキペディアの書誌を見る限り「残酷な火」(61)は彼が書いた最後のミステリ...