ジュニアヘビー級のリーグ戦は吉岡世起と岩本煌史で決勝を戦うことになった。W-1 対 全日本という構図、そして生きのいい若い世代のぶつかり合い、じつにいい組み合わせが実現した。
吉岡はきっと決勝に出てくるとリーグ前から思っていた。彼は勝負に貪欲で、どこかぎらぎらしている。まだ子供っぽさを残した顔立ちだが、野性味も兼ね備えていて、持ち技はあらあらしく多彩だ。わたしはこういう一匹狼的なレスラーが好きである。
岩本は初戦で鈴木鼓太郎に敗れ、どうなるかと思ったが、その後持ち直したのは立派である。彼は吉岡とは逆に、闘志を内に秘めるタイプだ。最近は技の使い方・タイミングに工夫を凝らし、戦い方がすこしうまくなったようだ。たとえば彼の得意技の払い腰(わたしは「孤高の芸術」という名称を好まない)を、相手が予期しない場面で使うようになった。相手の意表を突けば技の威力は何倍にもなる。そういう効率的な戦い方をおぼえてきた気がする。
岩本はチャンピオンだが、吉岡を格上の選手くらいに考えて試合に臨まないと、えらいことになるだろう。吉岡の技の豊富さとスピードに翻弄されるか、それとも岩本が吉岡の動きを読んで返し技をかけるか。普段から戦っている相手ではないので、岩本の対応能力が問われると思う。
コリン・ブルックス「死体発見」
コリン・ブルックス(1893-1959)はイギリスのジャーナリストで30年代40年代はファイナンシャル・ニューズやサンデイ・ディスパッチの編集をしていた。BBCのラジオにも出演していたらしい。同時に以下のようなミステリも書いていた。 Mr X (1927) The Body ...
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