Sunday, February 3, 2019

「戦争風刺画」ボードマン・ロビンソン作

前回、戦争小説 Through the Wheat 「麦畑を抜けて」を紹介したが、今回は風刺画の紹介。ボードマン・ロビンソンは「ニューヨーク・トリビューン」に漫画を載せていたが、反軍国主義的な傾向の強い漫画家で、あのジョン・リードとヨーロッパに渡ってギリシャ、ロシア、セルビア、マケドニアへ行き、世界大戦のありさまをじかに見てきた。今回、プロジェクト・グーテンバーグから電子化されたのは原題を Cartoons on the War といい、一九一五年の出版になっている。戦争がはじまってすぐの頃出たようだが、彼の政治的姿勢(反軍国主義)のために、すぐに作品の出版に支障をきたすようになった。

「戦争風刺画」の最初の作品を紹介する。






「戦争」は「貪欲」を父、「傲慢」を母として生まれた子供である、という内容だ。

本書は風刺画集で、出てくる英語も短くて難しくはない。一度手にとっていただければと思う。

英語読解のヒント(185)

185. be it so / so be it 基本表現と解説 Be it so. So be it. いずれも Let it be so. 「それならそれでいい」、「そういうことにしよう」という承認、あるいはあきらめをあらわす表現。また「そうあれかし」という祈願の...