ベルトのかかった試合が三つ行われた。
ジュニアヘビーの岩本・鈴木戦は、岩本が防衛に成功。鼓太郎に勝って岩本の存在感が増した。以前はベルトを獲っても、なんとなく頼りなさが漂っていたし、実際、すぐ近藤修司に王座を奪われたが、今回はちょっとちがうようだ。
試合後のインタビューで、「全日には飛んだり跳ねたりする選手がいないので、他団体の選手にも眼を向けたい」と言っていたが、それはいい考えだと思う。彼は真面目で地味な選手なので、対戦相手の選択に工夫をして、選手権試合を盛り上げるべきである。欲を言えば、腰投げのほかにもう一つ、柔道の技を応用した派手な決め手がほしい。
世界タッグは諏訪魔・石川組が、ようやく関本・岡林組からベルトを取り返した。正直、諏訪魔と石川はベルトを持っていなければ組んでいる意味がない。彼らがタッグを組んだとき、みんな、強い者同士が組み合ってずるいとさえ思ったのである。海内無双のあばれっぷりを見せてくれなければ困るのだ。
三冠ヘビーは宮原が野村を下した。野村の急成長には目を瞠るが、スタミナもスピードもファンの声援も、宮原にはまだ及ばないと思っていたから、これは順当な結果である。野村はもう一皮むけなければならないが、どのような方向に彼が変化するのか、ネクストリームを抜けた彼の今後の活動が注目される。
また青柳がチャンピオン・カーニバルで野村を追い抜いてやると言ったそうだが、ようやくエンジンがかかってきたか。以前、「邪魔をしてやる」などとせこいことを言っていたが、実力で野村を越えるつもりでなければ全日のヘビーは活性化しない。
英語読解のヒント(145)
145. 付帯状況の with 基本表現と解説 He was sitting, book in hand, at an open window. 「彼は本を手にして開いた窓際に座っていた」 book in hand は with a book in his hand の...
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昨年アマゾンから出版したチャールズ・ペリー作「溺れゆく若い男の肖像」とロバート・レスリー・ベレム作「ブルーマーダー」の販売を停止します。理由は著作権保護期間に対するわたしの勘違いで、いずれの作品もまだ日本ではパブリックドメイン入りをしていませんでした。自分の迂闊さを反省し、読者の...
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