わたしは十年ほど前に胆嚢をとった。石ができ、癌になる可能性があるといわれたからだ。術後の経過はよかったのだが、あるとき重いものを持つと、右の体側が折れることに気づいた。胆嚢を切除した影響だろうか。それからは筋トレをして身体作りにはげむようにしている。
筋トレだけしても筋肉はつかない。筋肉量を増やすには、筋肉の材料を食べなければならない。つまりタンパク質だ。この摂取量に関して、厚労省は、六十五歳以上の人は、やや多めに取ることが望ましいと、摂取基準値をちょっとだけ上げるようだ。目安として毎日体重一キロに対して一グラム以上のタンパク質摂取をすすめている(体重が五十キロなら、五十グラムのタンパク質)。
たぶんボディビルダーやプロレスラーなどは体重一キロにつき三グラムくらいはタンパク質を摂取しているだろう。それに較べれば一キロ/一グラムは少ないが、しかし実際にやってみると、意外とたいへんである。食が細い人は食事の量を増やさなければならないだろう。
そういう人はプロテイン・サプリを飲むといい。「プロテイン=たんぱく質」サプリは、非常に優秀で効果がある。これはわたしも体感したので自信を持っていえる。飲み始めの人ほど効果があらわれると思う。ただ市販されているプロテインはやたらと高いので、ネット上で販売されているのを買う方がいい。
プロテインを一キロ/一グラム摂取し、かつ適度に筋トレをすれば、何歳になっても筋肉は成長する。べつにムキムキになる必要はない、健康的な生活を維持できるだけの筋力がほしいという人は、膝を床につけたままでの腕立てや、スクワット、クランチといった運動を疲れすぎない程度に、定期的に行えばいい。(強度の運動は怪我の元なので、気をつけてほしい)時間もさほどかからないし、ちょっとずつ身体が変化していくのを確認するのは楽しいものだ。
Friday, March 29, 2019
英語読解のヒント(145)
145. 付帯状況の with 基本表現と解説 He was sitting, book in hand, at an open window. 「彼は本を手にして開いた窓際に座っていた」 book in hand は with a book in his hand の...
-
昨年アマゾンから出版したチャールズ・ペリー作「溺れゆく若い男の肖像」とロバート・レスリー・ベレム作「ブルーマーダー」の販売を停止します。理由は著作権保護期間に対するわたしの勘違いで、いずれの作品もまだ日本ではパブリックドメイン入りをしていませんでした。自分の迂闊さを反省し、読者の...
-
久しぶりにプロレスの話を書く。 四月二十八日に行われたチャンピオン・カーニバルで大谷選手がケガをした。肩の骨の骨折と聞いている。ビデオを見る限り、大谷選手がリングのエプロンからリング下の相手に一廻転して体当たりをくわせようとしたようである。そのときの落ち方が悪く、堅い床に肩をぶつ...
-
19世紀の世紀末にあらわれた魅力的な小説の一つに「エティドルパ」がある。これは神秘学とSFを混ぜ合わせたような作品、あるいは日本で言う「伝奇小説」的な味わいを持つ、一風変わった作品である。この手の本が好きな人なら読書に没頭してしまうだろう。國枝史郎のような白熱した想像力が物語を支...