これは曇りがちで日照時間の短いイギリスの話だけれど、スティーブ・ジョーンズという遺伝子の研究者が人々にビタミンDをサプリで摂取するように呼びかけている。(ガーディアン紙の「Top UK scientist urges people to take vitamin D supplements」という記事だ)
彼は以前はビタミンをサプリでとるなど馬鹿馬鹿しいと考えていた。ところが子供たちの野外で遊ぶ時間が昔と較べて一時間減ったせいで、太陽光に当たることで体内に生成されるビタミンDが不足するようになり、骨軟化症が急激に増え、警告を発せざるをえなくなったというのである。
野外で遊ぶ時間が少なくなったことが原因というなら、日本の子供にだっておなじことが起きているのではないか。日本はイギリスよりも陽射しが強いし、イギリスほど曇ってじめじめはしていないが、しかしそれでもビタミンD不足に関連した病気が微増する傾向にありはしないか、ちょっと心配である。
太陽に当たりすぎると癌になることもあるが、適度な日光浴は血圧を下げる効果もあるらしい。
筋トレをやっているとこうした情報には敏感になる。
Wednesday, July 3, 2019
関口存男「新ドイツ語大講座 下」(4)
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