今年は大画面の e-reader を買おうと思っていたのだが、Boyue がかなり強力なスペックの Likebook というシリーズを出したり、それに対抗してなのか、Onyx がやはりスペックをあげた新製品を出し、どれにしようかと迷っている。
さらに Lenovo が Yoga Book というのを出したらしい。この機種の発売は、たいていの人にとっては旧聞に属するだろうが、タブレットにさほど関心のないわたしは最近知った。
これはウィンドズのタブレットと e-ink のタブレットを合体させた製品である。両者はヒンジでつながっており、普通のノートパソコンのように開くことが出来る。さらに e-ink 側はキーボードを表示することが出来るので、これでウィンドウズ側に文字を入力することも可能だ。もっとも完全にフラットなキーボードなので、打ちやすいとはいえないだろう。
この機種のよいところはまず軽い。ウィンドウズのタブレットと e-ink のタブレットを合わせて800グラムぐらいである。10.8インチのタブレット二枚の重さとしては相当に軽いと思う。
さらにプロセッサーに core i5 が選べるので、かなり強力なスペックである。e-ink のタブレットは非力なマシンが多いのだが、pdf を読むときはそこそこの馬力がないと複雑なものや大部のものは表示に時間がかかることがある。ある種のものは、まったく開けず、画面がフリーズすることさえある。しかし core i のシリーズが使えるなら、問題はないだろう。
問題は e-ink 側のタブレットは pdf しか読めないという点だ。epub などの形式はサポートされていない。これでは残念ながら買う気がしない。わたしが読むのは pdf と epub が半々くらいだからだ。もしも読めるようになったら、そして価格が十万円を切るようになったら、さっそく買いに行くのだけれど。
Thursday, July 25, 2019
エドワード・アタイヤ「残酷な火」
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