Thursday, November 14, 2019

世界最強タッグ決定戦

全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグがはじまった。

ディラン・ジェイムズが怪我のため秋山準がジョー・ドーリングと組むらしい。秋山は戦いの前線に出ていくだけの実力をまだ保持していると思うが、しかし普段は前座に回っている彼が駆り出されねばならないというところに全日本の選手層の薄さがあらわれている。その点は気になるけれど、それでも秋山とジョーがどんな連携を見せ、秋山がどれだけ若手を相手に戦えるかは、興味津々である。是非、体調を万全にしてはなばなしく動き回ってもらいたい。

関本大介・ボディガー組は十一月十四日の時点ですでにゼロ勝三敗。大日本のタッグチャンピオンが今のところ意外な成績に終わっている。試合を見ていないので惜しい負け方をしたのか惨敗だったのかわからないが、これから巻き返しを狙って欲しい。ボディガーは秋山よりも年が上だが、それだけにわたしは応援している。

ヨシタツとジョエル・レッドマンの組み合わせも面白い。わたしはどちらにもおとなしい選手という印象を持っている。レッドマンは紳士で、レスリングの実力は本格的だが、荒々しい感じはしない。ヨシタツも(幻想貨幣という詐欺師じみた側面はさておいて)世界を飛び回ってベルトを取ってきたり、実力は折り紙付きだが、全日本のシングルのベルトを取るにはいまひとつ役不足の感がある。しかしそんな二人が合体することで、奇妙な科学変化が起き、彼らは新たな側面、新たな力強さを見せ始めるのだろうか。そこにわたしは注目している。Kai と Tajiri がお互いにないものを補い合っているように、また文学においては共作がすばらしい結果を生み出すことがあるように、組み合わせがよければ、普段の能力以上の能力が引き出されるものだ。

英語読解のヒント(145)

145. 付帯状況の with 基本表現と解説 He was sitting, book in hand, at an open window. 「彼は本を手にして開いた窓際に座っていた」 book in hand は with a book in his hand の...