Saturday, November 30, 2019

全日本プロレス高松大会

最近は試合のダイジェストビデオが頻繁に更新されるのでうれしい。地方興行でお客さんがたくさん入っているのを見ると、さらにうれしい。

高松大会ではジョー・秋山組とゼウス・崔組の試合がまず最初に紹介されている。ゼウスは何度見てもいい選手だ。あの体型をずっと維持しているのだから、練習量も半端じゃないだろう。誰と対戦しても彼の腕や肩や背中の筋肉が縄目のように盛り上がると、いい試合を見ているような気になる。それに比べると崔はすこし太ってきて、動きにやや精彩を欠いていた。

ジョーと秋山は現時点でタッグリーグ首位である。秋山は自分のターンでできるだけ敵にダメージを与え、あとはジョーの決定力にすべてを託すという形で試合を進めている。この作戦が図に当たって勝ち星を稼いでいるようだ。たしかにジョーのフライング・ボディアタックは凄すぎる。ゼウスがトップローブから飛んできてもびくともしないのだからあきれてしまう。ジョーと秋山が優勝したら、全日本はこれからどういう展開を迎えるのか、異色コンビなだけに楽しみである。

二試合目はジェイク・野村組と吉田・ヴァレッタ組。吉田はプロレスの見せ方をよく知っている。いちいち大仰なアクションをつけ、観客へのアピールや挑発を忘れない。こういう選手は大好きである。言葉が通じているのか知らないが、ヴァレッタとは相性がよさそうだ。

ジェイクも野村も体力的にはトップレベルに近づいてきたが、試合の見せ方はまだ物足りない。一生懸命やっているのはわかる。しかしそれだけでは地味すぎるのだ。宮原は「いくぞ、高松!」のように試合のある当地の名前を叫んで観客にアピールするが、あれだけで観客の大勢の心を一時的にも引きつけることができる。地方のファンを大切にするにはそういうちょっとした気配りが必要だろう。

三試合目はジュニアヘビーによるタッグマッチ。ビデオに出ていたのは田村と岡田だけだった。田村も岡田も対抗戦になるとめらめらと燃えてきそうなタイプだ。新木場あたりで大日本の選手などと大いに戦ってほしい。

英語読解のヒント(145)

145. 付帯状況の with 基本表現と解説 He was sitting, book in hand, at an open window. 「彼は本を手にして開いた窓際に座っていた」 book in hand は with a book in his hand の...