全日本プロレスの2020年は話題豊富にスタートを切った。その話題が少しずつ展開を見せているようで、ファンとしてはうれしいかぎりだ。
青柳が三冠に挑戦を表明して以後、試合のあるたびに宮原を襲撃している。彼は切れのいい啖呵をはく男で、試合後のインタビューもその威勢の良さに感心する。実力的にはまだ宮原に及ばないが、あと一つ、なにか凄みを身につければトップに立てる器である。これからも前に出て行く姿勢で戦ってほしい。レスラーというのは誰もが一国一城の主なのだから。
若手は順調に身体をつくり、実力もあがってきている。前座の試合を見ているとそれは如実にあらわれている。ただ、他流試合をすると、おとなしく見えるのはなぜなのか。正統派のレスリングといえばそうなのだろうが、なんとなく物足りない。試合中の気合いのかけ方でも、もっと観客が呼応できるようなかけ声を考えるべきだろう。もう彼らは新人じゃない。技だけじゃなく、ショーマンとしての見せ方も工夫すべきだ。
今年に入ってから怪我する選手が多い。野村、諏訪魔、青柳(弟)と小さな怪我が連続して発生している。小さな怪我でも大事を取ってしっかり治療し、万全の体制で試合に出てほしい。試合のやりくりとか、大変だろうが、わたしは選手が負傷を押して戦う姿など見たくない。
Saturday, January 18, 2020
英語読解のヒント(145)
145. 付帯状況の with 基本表現と解説 He was sitting, book in hand, at an open window. 「彼は本を手にして開いた窓際に座っていた」 book in hand は with a book in his hand の...
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昨年アマゾンから出版したチャールズ・ペリー作「溺れゆく若い男の肖像」とロバート・レスリー・ベレム作「ブルーマーダー」の販売を停止します。理由は著作権保護期間に対するわたしの勘違いで、いずれの作品もまだ日本ではパブリックドメイン入りをしていませんでした。自分の迂闊さを反省し、読者の...
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19世紀の世紀末にあらわれた魅力的な小説の一つに「エティドルパ」がある。これは神秘学とSFを混ぜ合わせたような作品、あるいは日本で言う「伝奇小説」的な味わいを持つ、一風変わった作品である。この手の本が好きな人なら読書に没頭してしまうだろう。國枝史郎のような白熱した想像力が物語を支...