全日本プロレスの2020年は話題豊富にスタートを切った。その話題が少しずつ展開を見せているようで、ファンとしてはうれしいかぎりだ。
青柳が三冠に挑戦を表明して以後、試合のあるたびに宮原を襲撃している。彼は切れのいい啖呵をはく男で、試合後のインタビューもその威勢の良さに感心する。実力的にはまだ宮原に及ばないが、あと一つ、なにか凄みを身につければトップに立てる器である。これからも前に出て行く姿勢で戦ってほしい。レスラーというのは誰もが一国一城の主なのだから。
若手は順調に身体をつくり、実力もあがってきている。前座の試合を見ているとそれは如実にあらわれている。ただ、他流試合をすると、おとなしく見えるのはなぜなのか。正統派のレスリングといえばそうなのだろうが、なんとなく物足りない。試合中の気合いのかけ方でも、もっと観客が呼応できるようなかけ声を考えるべきだろう。もう彼らは新人じゃない。技だけじゃなく、ショーマンとしての見せ方も工夫すべきだ。
今年に入ってから怪我する選手が多い。野村、諏訪魔、青柳(弟)と小さな怪我が連続して発生している。小さな怪我でも大事を取ってしっかり治療し、万全の体制で試合に出てほしい。試合のやりくりとか、大変だろうが、わたしは選手が負傷を押して戦う姿など見たくない。
Saturday, January 18, 2020
エドワード・アタイヤ「残酷な火」
エドワード・アタイヤ(1903-1964)はレバノンに生まれ、オクスフォード大学に学び、スコットランド人の女性と結婚した作家である。自伝や「アラブ人」という評論が有名だが、ミステリも何冊か書いている。ウィキペディアの書誌を見る限り「残酷な火」(61)は彼が書いた最後のミステリ...

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