Monday, July 13, 2020

あすなろ杯

全日本プロレスで若手選手四人による「あすなろ杯」が行われている。ずっと昔、小橋建太がこの「あすなろ杯」に出場していたのを見たことがあるが、あれから中止されていたのを今年になって復活させたらしい。

出場選手は大森北斗、青柳亮生、田村男児、ライジングHAYATOだ。総当たり形式で今のところ大森が青柳とHAYATOに勝ち、また田村が青柳、HAYATOに勝ち、トップ。青柳とHAYATO は共に二連敗である。最終戦では大森と田村、青柳とHAYATOが戦うことになる。

青柳は怪我のために長期間欠場していたが、それが田村との差になってあらわれたかもしれない。しかしこれは仕方がない。気を取り直して練習を重ねれば身体も大きくなるし、自力も増していく。あわてず根気よく遅れを取り戻してほしい。

大森は四人のなかでいちばん身体に厚みがあって優勝候補なのだが、田村の成長も著しい。明らかに去年より肉が付いて、使える技が増えた。しかも怪力ぶりを発揮しはじめた。ロープに飛んでのぶつかり合いで、ヘビー級のヨシタツをはじきとばす姿を見たときはびっくりした。ファイトクラブ五分一本勝負で大森と対戦したときも時間切れ引き分けに持ち込んでいる。試合後、田村はくたくたに疲れていたようだが、それでも大森に決着を付けさせなかったのはたいしたものだ。「あすなろ杯」は二十分一本勝負。大森は引き分けに終わった試合の反省をして作戦を練ってくるだろうから、田村はそれを上回る戦略を用意しなければならない。できるだけ寝技に持ち込まれないように工夫し、力で対抗するようにすれば勝機があるのじゃないだろうか。楽しみな一戦だ。

英語読解のヒント(145)

145. 付帯状況の with 基本表現と解説 He was sitting, book in hand, at an open window. 「彼は本を手にして開いた窓際に座っていた」 book in hand は with a book in his hand の...