Monday, June 5, 2023

新刊本のお知らせ

チャールズ・ペリーの「溺れゆく若い男の肖像」を翻訳し、アマゾンから出版した。
ブルックリンのスラム街に育った少年がギャング団に入り、殺し屋としてのしあがっていく物語だが、タイトルからもわかるようにジェイムズ・ジョイスの高名な作品へのオマージュともなっている。いくつかのイメージが反覆され、その意味が次第に明らかになっていくのだが、とても作者の長編第一作とは思えない巧みさで構成されている。ジョイスの先行作に深く親しんだからこそできたことだろう。 性と暴力を結び附けたかなり衝撃的な内容だ。一読願えれば幸いである。

英語読解のヒント(184)

184. no matter を使った譲歩 基本表現と解説 No matter how trifling the matter may be, don't leave it out. 「どれほど詰まらないことでも省かないでください」。no matter how ...