Sunday, February 4, 2024

英語読解のヒント(96)

96. my death / the death of me

基本表現と解説
  • You will be my death.
  • You will be the death of me.

「おまえのおかげでおれは死んでしまうよ」。仕事や人があまりにも耐えがたいことを意味する表現だが、相手の冗談に笑いすぎて「死にそうだ」といった場合にも使う。

例文1

"Ha! ha! ha! — ha! ha! ha! — ho! ho! ho!" roared our visitor, profoundly amused, "O Dupin, you will be the death of me yet!"

E. A. Poe, "The Purloined Letter"

客は腹の底から大笑いした。「ハハハ! ホホホ! デュパン、わたしを笑い死にさせる気か」

 この未来形の you will be the death of me yet も慣用的に使われる。yet は「いつか」「将来」「おまえがこんな振る舞いを続ければ」といったニュアンス。

例文2

But as they went down to supper between ten and eleven he was more subdued, and merely remarked that this journey would, he was sure, be the death of him.

Anthony Trollope, Christmas at Thompson Hall

しかし十時と十一時とのあいだに晩餐を食べようと下へ降りていくときは、彼もずっとおとなしくなって、ただ「この旅行はおれの命取りになるよ」というだけだった。

例文3

"I've been lamed with orange-peel once, and I know orange-peel will be my death, or I'll be content to eat my own head, sir!"

Charles Dickens, Oliver Twist

「おれは前にオレンジの皮に足を取られてびっこになったんだ。オレンジの皮はきっとおれの命取りになる。そうでないってんなら、おれは自分の頭を喰ってみせるよ」

ジュアンーデヴィッド・ナシオ「精神分析と反覆」

  本書は現代フランス思想叢書の一冊として SUNY Press から2019年に出版された。著者はまったく知らないが、題名に惹かれて読むことにした。 最初のほうに随分ナイーブな言明があらわれてびっくりした。精神病患者は症候の解釈を与えられると、その症候から解放されるというのであ...