今日はびっくりした。
買い物の帰りに書店によったら、「このミステリがすごい」という雑誌があったので、ちょっとのぞいた。わたしはリストマニアなので、ベストテンみたいな企画が大好きなのだ。
ぱらぱらとページをめくっていたら、ある選者がわたしの訳した「わが名はジョナサン・スクリブナー」を邦訳ミステリの第六位にあげているではないか。この前、ネット上にレビューを書いてくれていたストラングル・成田さんという方だ。
目を疑うとはこのこと。いや、あの瞬間、地面が揺れたような気がしたのだが、いまのところその時刻に地震があったという報道はないようだ。ストラングル・成田さんにはもう足を向けて寝られない。ありがとうございます。すばらしいクリスマスプレゼントをいただいた。
Wednesday, December 18, 2019
アリス・ジョリー「マッチ箱の少女」
この本はまだ読んでいない。ただ数日前に作者がガーディアン紙に新作「マッチ箱の少女」に関する一文を寄稿していて、それが面白かったのでさっそく注文した。寄稿された記事のタイトルは「自閉症に関する彼の研究は思いやりに溢れていた――ハンス・アスペルガーはいかにしてナチスに協力したか」( ...
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ウィリアム・スローン(William Sloane)は1906年に生まれ、74年に亡くなるまで編集者として活躍したが、実は30年代に二冊だけ小説も書いている。これが非常に出来のよい作品で、なぜ日本語の訳が出ていないのか、不思議なくらいである。 一冊は37年に出た「夜を歩いて」...
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アリソン・フラッドがガーディアン紙に「古本 文学的剽窃という薄暗い世界」というタイトルで記事を出していた。 最近ガーディアン紙上で盗作問題が連続して取り上げられたので、それをまとめたような内容になっている。それを読んで思ったことを書きつけておく。 わたしは学術論文でもないかぎり、...
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§9. 不定の意を強める irgend 「何か」(etwas, was)といえばよいところを、特に念を入れて「何でもよいからとにかく何か」といいたい時には irgend etwas, irgend was といいます。その他不定詞(ein, jemand,...