コロナウイルスのせいで図書館が閉鎖され、イギリスでは本屋さんも店を閉めているようですね。こんな時期なので少しでも人の気晴らしになればと思い、翻訳を完了したばかりの「闇の深みへ」を、これから一週間、無料配布します。下のリンクをクリックすればepubファイルがダウンロードされるので、ご自由にお読みください。無料配布期間(三月三十一日まで)が過ぎたらアマゾンから販売する予定です。
闇の深みへ.epub
「闇の深みへ」はルネ・フュレップ=ミラーという人が書いた反戦小説です。第一次世界大戦なのか、第二次世界大戦なのか、よくわかりませんが、とにかく大規模な戦争が起き、三一七高地という架空の場所で兵士たちが生死の境をさまよう話です。滑稽でありながら残酷、シュールでありながら現実的という、一風変わった作品です。
反戦小説といえば、ベルタ・フォン ズットナーの「武器を捨てよ! 上下」(新日本出版社)も名作ですよ。なにしろわたしも訳者の一人として参加した作品ですから(笑)。
健康に気をつけていっしょに試練を切り抜けましょう。
Monday, March 23, 2020
Elementary German Series (14)
14. Der Frühling Der kalte Winter ist zu Ende. Der Frühling ist da. Die Tage werden länger und länger. Die Sonne scheint warm. Unsere schön...
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ウィリアム・スローン(William Sloane)は1906年に生まれ、74年に亡くなるまで編集者として活躍したが、実は30年代に二冊だけ小説も書いている。これが非常に出来のよい作品で、なぜ日本語の訳が出ていないのか、不思議なくらいである。 一冊は37年に出た「夜を歩いて」...
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アリソン・フラッドがガーディアン紙に「古本 文学的剽窃という薄暗い世界」というタイトルで記事を出していた。 最近ガーディアン紙上で盗作問題が連続して取り上げられたので、それをまとめたような内容になっている。それを読んで思ったことを書きつけておく。 わたしは学術論文でもないかぎり、...
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「ミセス・バルフェイムは殺人の決心をした」という一文で本作ははじまる。 ミセス・バルフェイムは当時で云う「新しい女」の一人である。家に閉じこもる古いタイプの女性ではなく、男性顔負けの知的な会話もすれば、地域の社交をリードしもする。 彼女の良人デイブは考え方がやや古い政治家...