ジェイムズさんは、お世辞にも品がよいとは言えない話し方をする人だが、その反応は素朴で見ていて面白い。
What the fuck!
What the fuck?
What the fuck!
(He) is limping!
Oh, my God!
What the fuck!
What the fuck!
Agro!
With one fucking leg down!
How?
How'd you survive that fall?
I went through that fall three times (and) never came back!
(馬の鳴き声を聞いて)なんだ?
どうなってるんだ!
足を引きずっている!
どうしたんだ!
どういうことだ!
どういうことだ!
アグロ!
足を一本やられちまって!
どうやって……?
(あんなに高い所から墜落したのに)どうやって生き延びたんだ?
おれは三回墜落して、生きて戻ることはなかったんだぞ!
1. What the fuck! これも非常によく使われる驚きの表現。書かれるときはこの三語の頭文字をとって WTF と省略されることもある。
2. (He) is limping! 主語は省略されている。言わなくても主語が明白な場合、口語ではまま起きる現象。limp は足をひきずって歩くこと。
3. With one fucking leg down! With はいわゆる付帯状況の with。fucking は前にも説明したが意味のない強意語。down は「故障して」の意味。この場合は「ケガして」。My computer is down (ぼくのコンピュータは故障した)などと使う。
4. 馬の名前。
5. survive は「(目的語)のあとも生き残る」の意味。
6. How'd you は How did you の省略形。まぎらわしいが How would you.... という場合も How'd you と省略される。これらの差はコンテクストから判断するしかない。
7. went through that fall go through は「経験する」。ここでの I はプレーヤー=ゲームの主人公を指す。ゲームの主人公が三回ジャンプを試みたが、すべて失敗して落下し、二度と戻ることはなかった(ゲームエンド)。おまえ(馬のアグロ)もジャンプに失敗したのに、それでも戻ってきたのか! ということ。このゲームを知らない人には状況が飲み込みにくいかもしれないが、興味があればゲームプレイを実際に見ていただきたい。