Thursday, August 12, 2021

関口存男「趣味のドイツ語」

Hallo!

TANAKA: Hallo1, bist du's2, Kimikosan? Hier3 spricht Tanaka.
REIKO: Nein, ich bin nicht Kimiko, wohl aber4 Reiko, ihre jüngere Schwester5. Nicht zu jung, nein6, bin7 schon neunzehn Jahre alt, und sehr hübsch8, wissen Sie9. Habe10 die Mädchenschule11 summa cum laude12 absolviert13. Kann ausgezeichnet14 schneidern15, so japanisch wie16 europäisch. Klavier17 spielen18 kann ich auch. Tippen19 kann ich auch ein bißchen20. Ich habe auch Blumenarrangement21 gelernt. Nur von Teezeremonie22 wieß ich noch nichts, aber wer fragt23 heutzutage24 nach Teezeremonie? Uebrigens25 bin ich kerngesund26, habe noch keine ernstzunehmende27 Krankheit durchgemacht28. Wünschen Sie sonst29 noch etwas von mir zu30 wissen?

逐語訳:TANAKA: Hallo もしもし bist du's あなたですか Kimikosan 君子さん? Hier こちらで spricht 話しているのは Tanaka 田中[です]。
REIKO: Nein いいえ、ich わたしは Kimiko 君子では bin nicht ありません、wohl aber そうではなくて ihre 君子の jüngere Schwester 妹[である] Reiko 玲子[です]。zu jung あまりに若すぎる nicht [というほどでは]ありません、nein どう致しまして、schon もう neunzehn Jahre alt 十九才 bin です、und そして sehr hübsch 非常に綺麗 wissen Sie ですよ。die Mädchenschule 女学校を summa cum laude 優等で habe absolviert 卒業しました。so japanisch 日本流にも europäisch 西洋式にも ausgezeichnet すてきに schneidern 裁縫することが Kann できます。Klavier ピアノを spielen 弾くこと auch も kann ich 私は出来ます。Tippen タイプライターを打つこと auch も ein bißchen 少々は kann ich できます。Ich 私は Blumenarrangement 生花 auch も habe gelernt 習いました。Nur ただ Teezeremonie 茶の湯 von に就ては noch まだ nichts 何も weiß 知り[ません]、aber しかし wer 誰が heutzutage 今日の世に nach Teezeremonie 茶の湯のことなどを fragt とやかく問題にするでしょう? Uebrigens それから ich わたしは kerngesund シンから丈夫 bin です、noch まだ ernst- 真面目に nehmen 取る zu 可き -de ほどの Krankheit 病気を durchgemacht 閲し habe た keine ことがありません。Sie あなたは sonst そのほかに noch なお von mir わたしに就て etwas なにか zu wissen 知ることを Wünschen お望みですか?

:【1】Hallo: 電話用語の「モシモシ」です。英語のハロー(或はヘロー)はハ(またはヘ)の方を上げて発音しているようですが、ドイツ人は大抵ローの方を上げます。
Es ist ich (それは僕です)ということはドイツ語では云わない!【2】bist du's? はもちろん bist du es? で、「それはおまえか?」(即ち、そちらの電話口にいるのはあなたですか)です。この bist というのによく注目して下さい。「それはおまえである」とか「それは私である」とか「それは彼である」とかいう際には、Es ist du とか Es ist ich とか Es ist er とかいうことはドイツ語では云わないのです。その代りに、大抵の場合、代名詞を前に出して同時に動詞は代名詞の人称に一致させて Ich bin es; Du bist es; Er ist es というのです。代名詞を後へ持って来る時には、前の es は強めて Das とします(Das bin ich; Das bist du; Das ist er; Das sind wir, 等)。英語、仏語は It is I あるいは It is me (C'est moi), It is you (C'est toi, C'est vous), It is he (C'est lui) という風に、三人称扱いで普通の云い方をするから日本人には受け入れやすいが、ドイツ語の方の習慣はちょっと変っているから特に注意しておぼえる必要があります。――ついでですが、仏王ルイ十四世が豪語したという、L'Etat c'est moi! (国家、それはすなわち朕だ!)という人を喰ったことばは、今では知識人の常識となっていて、英語でもドイツ語でも原語のフランス語のままで引用されますが、これは直訳すると Der Staat, das ist ich となります。けれどもそんなことは文法上許されないから、訳するなら Der Staat, das bin ich というか、或いはもっと簡単に Der Staat bin ich といわなくてはなりません。つまり Ich bin der Staat というのと同じ意味なのですから。
【3】Hier spricht: 電話用句としておぼえる必要があります。「こちら」は hier、「そちら」は dort です(da ではないということを特におぼえる必要があるのです)。「そちらはどなた?」といって問うときは Wer dort? あるいは Wer spricht dort? ――「こちらは田中です」 Hier Tanaka はあるいは Hier spricht Tanaka.
wohl aber と sondern との差【4】wohl aber: wohl aber は、用い場所としては、だいたい sondern と同じようなものです。ただ、wohl aber の方は、「……なら」という日本語に該当する場合に用いられます。たとえば、「僕は英語は話せません、ドイツ語なら話せますが」という時には、単に Ich spreche nicht Englisch, sondern Deutsch と云わないで、「……なら」という気持を尊重して Ich spreche nicht Englisch, wohl aber Deutsch と云った方がよいというわけです。――テキストの場合、「わたしは君子ではありません、その妹の玲子でならあります」は日本語として少し変ですが、しかし云っている気持はその気持なので、そこにまた独文のおもしろさがあるのです。
APPOSITIONアッポジツィーン [同格説明語]【5】Reiko, ihre jüngere Schwester: 「彼女の妹玲子」ですが、此の ihre jüngere Schwester は Reiko を説明するために添加された句で、こんなのを文法では Apposition と云います。Apposition は、後に添加されると此の様にコンマを打ちますが、前に置けばコンマは要りません:Ihre jüngere Schwester Reiko。――他の例で云えば「ソ連外相ヴィシンスキイ」なら Der sowjetrussische Außenminister Wischinski あるいは Wischinski, der sowjetrussische Außenminister。
【6】Nicht zu jung, nein: これは、妹と云ったから、(妹のことをドイツ語では「若い方」の姉妹というものですから)、まだほんの子供だと思われては大変とおもって、あわてて申しわけするために這入った句です。
会話では主語を省いてすぐ動詞で文を始める事が多い。【7】bin: 主語の ich が省かれています。いったい会話においては主語を省くことが多いのです。Ich danke の代りに単に Danke、 ich bitte の代りに Bitte というのなどは熟成形式になっていますが、熟成形式でない時も、わかり切っている時にはよく省きます。Ist wohl nicht möglich! (まさかそんなこともないでしょうが)Weiß nicht! (存じませんねえ)Geht nicht. (駄目です)Kommt noch immer nicht. (まだやって来ない)Will nach Deutschland, sagt man. (ドイツへ行くんだってさ)Muß Geld haben. (よっぽどお金があるんだろう)など。
【8】hübsch: だいたい schön と同じ意味ですが、schön ほど正格なことばではなく、くだけた調子の語ですから、むしろ「きれいな」、「シャンな」ぐらいのところでしょう。「シャン」といえば、これはドイツ語の schön から来たことばだそうです。本当かどうかは知りませんが。
Wissen Sie [you know] の使いどころ。【9】wissen Sie: これは会話ではしきりに用いられる句で、ちょうど英語の you know ですが、小説の翻訳などを見ていると、この wissen Sie の使いどころを翻訳家がよく知らないと見えて、「あなたは御存じでしょう」とか「あなたも御存じのように」などとヘンな曲訳をしているのが大部分のように見受けます。此の句は、そんな時に使うのではなくて、むしろそれとは正反対のとき、即ち、鋭く定義するならば「あなたは御存じないでしょうが」という場合に用いるのです。即ち、相手に向って、相手の知らないことを教えてやる時に you know というのです。「あなたは知る」というのは、「これであなたは知る」すなわち、「これであなたにもおわかりになるでしょう」という意味でいうので、決して「あなたも既に御存じでしょうが」というのではないのです。たとえば、相手の男が、自分を未婚者と見て、なんだかんだ変なことを云い出したとします。するとその女は、「わたし、結婚しているのよ」というでしょう。此の「……のよ」という、人に新事実を教える口調が you know、wissen Sie なのです。Ich bin verheiratet, wissen Sie. I'm married, you know. こんなのを、「わたしは御存じの通り結婚しています」などと訳しては、読む者としては、はてな、相手の男はそんな事を知っているはずないが……と思って、ヘンな気がするでしょう。いったい翻訳というやつを読んでいると、到る処で、ちょっとした事がすべてこんな変な気がするようになっているので、それが積りに積って、全体の感じがなんだか靴の底から足を搔くような感じになって来るのですが、その主な原因は、こうした種類の「誤訳」です。訳者自身は誤訳というほどの誤ではないと思っているかも知れませんが、語学の見地からは立派な誤訳なのです。
【10】Habe: Ich habe.
【11】Mädchenschule: 女学校。Töchterschule または Höhere Töchterschule ともいう。
【12】summa cum laude: これは「優等で」というラテン語。cum は mit。summa は höchst (最高の)。laude (Nominativ は laus で、第三変化に属し、GEN. laudis、DAT. laudi、Abl. laude、AKK. laudem。この laude は ABLATIV です。)は Lob, n. (褒めること、称讃)即ち mit höchstem Lobe (最高の称讃を以て)の意です。ただ、なぜ cum summa laude という順にしないで、形容詞を前にやって summa cum laude という変な順にならべるかという問題ですが、これはラテン語独特の語順で、名詞に形容詞がついて、それにまた前置詞が伴う際には、大抵形容詞を前に出して、形容詞と名詞とで前置詞を挟み打ちにするのが普通なのです。ラテン語の文や句には、ほとんど一定の語順というものがなく、「考え得る限りのあらゆる語順が全部許される」と云っている学者すらあるほどですが、しかし、場合によるとこういう風に一定の語順のようなものがあることもあるのです。
【13】absolvieren: 「卒業する」こと。但し「卒業生」の方は普通 Abiturient と云います。
【14】ausgezeichnet: 英の excellently で、「優秀に」、「すばらしく」、「すてきに」。もちろん形容詞としても用います。褒めるときに「すてきすてき!」というのは Ausgezeichnet! (英:Excellent!)です。
【15】schneidern: これは Schneider, m. 仕立屋、から作った動詞で、「お裁縫をする」ことです。名詞を動詞として用いることは、ドイツ語では英語ほど自由ではありませんが -er に終る名詞は、そのあとに -n を附して、派生動詞を作ることができます:gärtnern (庭作りをする)、schustern (靴の修繕をする)、schriftstellern (著述に従事する)、dichtern (文士のような真似をする、dichten と区別する)、schauspielern (役者をする)、doktern (医療する)これは Doktor のことを通俗に Dokter とも云うからです。
【16】so...... wie......は sowohl......als auch......で、「……も……も」と二つものを並べるための接続形式です。so......の方も wie......の方も対等の重さを持っているので、決して「……の如く……をも」ではありません。時には so の方を省くこともあります。そうすると、語調がなおも高まって、Tod wie Leben (生死いずれも)、Mann wie Frau (男女ともに)などということになります。
【17】Klavier, n. ドイツ語にも das Piano、das Pianoforte という語がないではありませんが、普通は das Klavier の方を用います。
【18】Klavier spelen: 一語につづけて Klavierspielen と書くこともできます。ドイツ語では、一語と一句との差は、こういう風に、ごくアイマイなことが多いのです。
【19】Tippen: 指先でトントンと打つことを tippen というので、それからタイプを打つこと(maschinenschreiben)をtippen というのです。Tipp tapp! という音から来ています。――Tippen は動詞の不定法と見てもよし、また das Tippen という名詞と見ることもできます。ドイツ語では、不定形と名詞との境界も、ごくアイマイです。
【20】ein bißchen: 「少し」、即ち etwas または ein wenig と同じ。
【21】Blumenarrangement, n. (生花):もちろん西洋に生花という事はないのですが、普通はこう云っているようです(英も flower arrangement)。Arrangement は元来が仏語ですから、仏式に発音します。arrangieren (アランーレン)が「アレンジする」という動詞。
【22】Teezeremonie, f.: 「茶の湯」、Tee は茶、Zeremonie は「儀式」のこと。
【23】fragt nach......: これは「云々を問う」の意から、「云々をとやかく問題もしり」、「云々のことをやかましく云う」、「云々を重要視する」という意味になります。Wer kümmert sich um Teezeremonie? (茶の湯のことなんか誰が気にかけるものか)というのに同じ。
【24】heutzutage: 「現今」、「当今の世に」という副詞。英:nowadays。単に heute ということもあります。
übrigens の意味 (1) 但し (2) それから【25】Übrigens: übrigens ですが、大文字の時には Ü を用いることもあり、Ue とすることもあります。小文字の ä、ö、ü、 を ae、oe、ue、と綴ることは非常に稀で、よっぽど設備の不完全な印刷所で印刷する場合とか、あるいは英文だけしか打てないタイプライターで打つ場合とか、或いは Goethe など、特殊な人名の場合に限られますが、大文字の方の Ä、Ö、Ü は、Ae、Oe、Ue と印刷することはかなり多いのです。――次に、よく用いられる übrigens という副詞的接続詞の意味ですが、これはちょっと日本語にはピッタリあてはまる訳語のないことばで、むづかしい漢語で「因みに」(ちなみに)とでも云えばややあてはまりますが、それでもまだ何処となくぴったりしない事が起って来ます。要するに、前に云った事柄と多少関係して、何か補足的な事を言い足す場合に übrigens と云うのです。「ついでに云えば」とか「一寸申し添えますが」とか「申しおくれましたが」とか云った気持です。多少前文の意味と反したこと、あるいは制限を付加するような内容のことを云う時には「但し」という日本語があてはまります。たとえば、「わたしはどうも金の持てない性分らしい」などと云ったあとで übrigens bin ich kerngesund と附足すときなら「ただし身体の方はとても丈夫です」と訳することができます。けれども、此のテキストのような場合になると、「ただし」と云っては変で、「それに」とか「それから」とかなんとか云った方が自然です。まず此の二つの場合を心得ておけば übrigens の用法は大体わかります。
Ae = Ä
Oe = Ö
Ue = Ü
【26】kerngesund: 「シンから丈夫な」、「頑健な」です。der Kern というのは、「核」、「中核」、「しん」のことです。
zu -end と zu -en【27】ernstzunehmende: これは ernst zu nehmende と三語に分解すればわかります(逐語訳を見よ)。ただ ernst nehmen (真面目に取る)という語が、たびたび用いられるために、ほとんど ernstnehmen という分離動詞のごとくなってしまったので、そのために一語に綴ることになったのです。――ernstnehmen は、真剣に考える、重大視する、本当に心配することです。nehmend という形は、nehmen に対する現在分詞の形で、英語で言えば take に対する taking のようなものですが、現在分詞はすべて形容詞として用いることができますから、それで -e という語尾がついているわけです。それから ernst zu nehmend のように zu が附加される場合には、特殊な意味が生じ「云々す可き」という意味になります(即ち「云々することのできる」、あるいは本文の ernst zu nehmend の場合のごとく「云々せねばならぬ」の意、このどちらかになります)。この zu -end という形は、zu -en という形と同じものなのですが、名詞の前に冠せて、普通の形容詞のごとく格語尾を附加するときには、不定形では困るので、現在分詞の方の形を用いるのです。たとえば「此の病気は重大視すべきである」は Diese Krankheit ist ernst zu nehmen ですが、「此の重大視す可き病気」となると Diese ernst zu nehmende Krankheit となるのです。同じく「この単語は容易に覚えられる」は Diese Vokabel ist leicht zu behalten ですが、「容易に覚えられる単語」となると Eine leicht zu behaltende Vokabel となります。
【28】durchgemacht: durchmachen は durch (英:through)でわかる通り、「通過する」の意から「経る」、「嘗める」、「閲(けみ)する」、すなわち、病気や試験や、その他何か厄介なことを一通り通過する、即ち「罹る」ことを云います。英語では go through (あるいは undergo)と云います。
【29】sonst: 「ほかに」、「その他」、「それ以外」(英:else)。
【30】zu wissen: wünschen (英:wish, want)があるので zu が用いてありますが、wollen ならば zu は要らないところです。

TANAKA: Nein danke31, aber ich möchte32 gern mit Fräulein Kimiko sprechen......
REIKO: (schmeißt33 den Hörer34 klatsch! auf die Gabel35.)

逐語訳:TANAKA: Nein danke いいえ有がとう、aber しかし ich 僕は mit Fräulein Kimiko 君子さんと sprechen 話し möchte gern たいのですが……
REIKO: (den Hörer 受話器を klatsch! ガチャン!と auf die Gabel 叉架の上に schmeißt たたきつける)

:【31】Nein danke: これは「いえ結構です」、「いやモウ沢山です」すなわち丁寧に辞退するときの会話用句。
【32】ich möchte gern: これは、「云々したい」という常套形式として記憶すること。gern は「好んで」という副詞で、必ずしも無くたっていいのですが、möchte というと大抵 gern をつける事が多いのです。
ich möchte gern.
I want to
I should like to
I would like to
【33】schmeißt: schmeißen (たたきつける、なげる)は werfen と同意ですが、werfen よりは少し乱暴な、ぞんざいな語です。(三要形:schmeißen, schmiß, geschmissen)
【34】Hörer, m.: 電話の受話器、電信の受信器。
【35】Gabel, f.: 「肉さし」(フォーク)のことも Gabel といいますが、その他何でも「二叉」になったものの事をいうので、ここでは、卓上電話の受話器をかけておく二叉になった台です。

意訳 田中:アーもしもし、君子さんですか? こちらは田中ですが。
 玲子:いえ、君子じゃありません。君子じゃありませんが、君子の妹の玲子です。妹と云っても、そんなに子供な訳ではありませんわ。だってモウ十九なんですもの。ちょっと綺麗よ。女学校は優等で卒業しましたの。お裁縫は和裁でも洋裁でも上手にできます。ピアノも弾けます。タイプライターも少し打てます。それから生花も習いました。茶の湯だけはまだよく存じません。だって近頃はまさか茶の湯ができないからと云ってとやかくおっしゃる方もないでしょう? それから、からだの方はとても丈夫です。まだ病気らしい病気というものをしたことがありません。そのほかにまだ何か御存じになりたい点がございますかしら?
 田中:いや、モウ大体そのへんで結構ですが、実はちょっと君子さんに話したいことがるんで……
 玲子:(受話器をガチャンと二叉の上にたたきつける)

英語読解のヒント(145)

145. 付帯状況の with 基本表現と解説 He was sitting, book in hand, at an open window. 「彼は本を手にして開いた窓際に座っていた」 book in hand は with a book in his hand の...