ガーディアン紙に「架空のクリスマスパーティ 文学が描く最上の宴」という記事が出ていた。要するにクリスマスに読む本を紹介した記事である。どんな本を薦めているのかというと
ディケンズ「クリスマス・キャロル」
ディラン・トマス「ウエールズにおける子供のクリスマス」
オルコット「若草物語」
ヘレン・フィールディング「ブリジット・ジョーンズの日記」
ローリング「ハリー・ポッター」
の五冊である。
これを読んで正直、芸がないなあとがっかりした。名作は名作だが、どれも有名すぎて読書好きの子供ならみな読んでしまっているだろう。そこでもう五冊、わたしが推薦する本を加える。
クレメント・クラーク・ムア「クリスマスの前の晩」
ローラ・ワイルダー「大きな森の小さな家」
ジョン・メイスフィールド「喜びの箱」
メイヴィス・ヘイ「サンタクロース殺人事件」
ジョージェット・ヘイヤー「クリスマス・パーティ」
最初の三冊は翻訳があると思う。かなり有名な作品だから。最後の二冊はどうだろう。いずれもミステリで冬の夜長に読むにはぴったりだと思うのだが。