関口存男著「趣味のドイツ語」は中級者向けの解説書で、そのうちの読解にかかわる部分のみをこれまでデジタル化して来た。関口の解説はかゆいところに手が届く優秀なもので、ドイツ語の感覚を身につけたかったら一度は読んでおくといい。ただしドイツ語と英語を比較する部分は、皮相的と言わざるをえない。英独を比較して学びたいのであれば、英語かドイツ語で書かれた参考書を読むに限る。
今年は次回から「新ドイツ語大講座」第二巻の訳読編をデジタル化する。「趣味のドイツ語」と「大講座 訳読編」を通読しておけば中級の学習には大いに役立つはずである。古い「ドイツ語大講座」にも訳読編があるのだが、読んでみたところ、テキストに誤植が散見された。これを訂正して文字に起こそうかとも思ったけれど、手間がかかるのでどうしようか迷っている。