Wednesday, October 2, 2024

英語読解のヒント(136)

136. for one

基本表現と解説
  • I, for one, shall never do. 「わたしはけっしてしない」

「他人はともあれ、わたしは」という、主語の「わたし」を強調した表現。

例文1

At length they were gone, and I for one was thankful of it.

Henry Rider Haggard, Allan's Wife

とうとう彼らは行ってしまった。わたしとしてはありがたい気分だった。

例文2

"And yet there is much in what the Gascon says," said a swarthy fellow in a weather-stained doublet; "and I for one would rather prosper in Italy than starve in Spain."

Arthur Conan Doyle, The White Company

「しかしこのガスコーニュ人の言うことには一理も二理もあるぞ」と色の黒い、染みだらけの胴衣を着た男が言った。「おれとしちゃ、スペインで餓死するよりイタリアで景気のいい暮らしをしたいね」

例文3

No, the Modern Spirit is too earnestly intent upon solving the problems of existence to tolerate humour in its literature. Humour has served a certain purpose in its day, but that day is done, and I for one cannot pretend to regret its decay.

F. Anstey, The Travelling Companions

いいえ、現代の精神は存在の問題を解き明かそうとするあまり、文学がユーモアを表現することに我慢がならないのです。ユーモアはその隆盛期にはある目的を果たしていたのですが、その時代は過ぎ去りました。わたしとしてはユーモアの衰退を残念に思う気はありません。

関口存男「新ドイツ語大講座 下」(4)

§4.  Solch ein kleines Kind weiß von gar nichts. そんな 小さな子供は何も知らない。  一般的に「さような」という際には solch- を用います(英語の such )が、その用法には二三の場合が区別されます。まず題文...